個人事業主のままより様々なメリットがあります。
まず取引先や顧客に対する信用度が大幅に上がります。一部の取引先の場合個人事業主のままだと取引しないと断られることもあります。通販サイトで商品やサービスなどを提供している場合、顔が見えない顧客側から考えると会社、企業のほうが安心してご利用できます。
金融機関側も信用度が上がりますので、融資が簡単になります。人材を採用する場合も応募者が集まりやすいです。
さらに事業がうまくまわってきて年間所得が増えてきたら法人化したほうが節税出来ます。個人事業主の状態だと所得税は累進課税ですから、所得が増えると税率が上がり払う税金が増えてしまいます。
しかし法人化すると法人税の税率が一定なので、所得に関わらず税率が変わらないです。個人事業主は、12月が決算期と決まっており都合が悪くても変えることが出来ないです。
法人化されると自己都合により決算期を自由に決めることができます。しかし、個人事業主から法人化する時にいろいろな経費がかかります。資本金によって変わりますが登録免許のタックスが15万円、定款の認証にかかる費用52,000円、定款に添える印紙代4万円など20万円以上要ります。
手続きもご自身で行おうとすると大変なので、行政書士や司法書士などの士業に依頼されるケースが殆どです。士業への報酬をお支払いすることが必要ですが、電子認証が可能な事務所でしたら定款添付印紙代4万円を0円にすることも可能、実費費用を節約可能です。
士業の人にお願いすることで本業に集中出来るので、確実に迅速に手続きが進むメリットが大きいです。その他の要因として、簿記会計を自ら行う必要があって、経営者の方が一人だけの場合は本業に回せる時間が少なくなることがあります。
社会保険の加入が必要になり会社と従業員と折半して保険料を支払う必要があります。社員が増えてくると社会保険の保険料の負担も増えてしまいます。メリットやデメリットを良く考えたうえで会社化されると良いです。
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