オーディション受験者の推薦文は書類の書き方が重要

小さいころから芸能界に憧れて、テレビに出ることや雑誌に載ること、自分の可能性を広げることを目的に、オーディションを受けるという人がいます。

また、これからの人生を自分の世界観を生かした芸能界での仕事がしたいと思い、オーディションを受ける人もいます。どのような理由で受験をする場合にも、まずは受験者がどのような人物であるのかということを、審査する側が確認をするための1つの材料として、1次選考には書類審査があります。

履歴書などの受験者自らが記載をして提出する書類には、これまでの経歴や今回オーディションを受けた理由、合格後に自分が歩んでいきたい芸能界での展望などを記載したり、自己PRを通して得意なことや自分の世界観などを表現することになります。

オーディションを開催する企業によっては、第3者から見た受験者の人間性や、その人との関係などの記載を求める場合もあります。受験者を推薦するという立場になるので、受験者をよく知る家族や、仲の良い友人などが記載の対象になります。

受験者の推薦理由を文章にして書くことを頼まれたとき、合格に一歩近づくためにはどのように書くことがポイントなのかということや、自分の書き方によって合否が変わるのであれば重大な仕事であると考えがちですが、そんなに重くとらえる必要はありません。

これまで受験者と過ごしてきた日々の中で、印象深く思い出に残っているところや、受験者と一緒にいる空間で笑顔になることができた物事を具体的に書くことが1つのポイントです。

受験者との関係性を書くうえで、その時に起きた物事を細かく説明する必要はあまりありません。審査員の人が読んでいても、その人の魅力に気づくことは少ないでしょう。

受験者と推薦者との関係をはっきりと書き、見た目だけではなく一緒に時間を過ごすことでわかる内面の良さを、的確に文章に表すようにします。あからさまに作り上げられた褒めたたえる言葉よりも、日常の1つの出来事に的を絞り、その出来事の中で受験者に感じた本心の感情を書くことが望ましいです。

とはいっても、推薦の文章の書き方はさまざまです。受験者の数だけ色があることが、オーディションの醍醐味であるとも考えられます。推薦者の文章で合否が決まるというものではなく、第3者から見た受験者の人間性や世界観が、合格後に仕事をしていく上で、審査する側とマッチングしているのかということを、審査員の方は主に見ていると言えます。

このことからも、いい言葉で書きあげられた文章よりも、推薦者の言葉で推薦者が感じた通りの感情が文章に現れているものが、オーディションにおける推薦書には有効であります。

さまざまなジャンルのオーディションがありますが、近年多くなってきているオーディションの形態として、受験者本人が履歴書を出すのではなく、家族や友人の推薦によってオーディションに参加をするということが多くなってきています。推薦された人がオーディションを受け合格した場合に、推薦者に決められた賞金が出るということもあります。

推薦者は周りの友人や家族の事を紹介するので、気軽に応募ができるところも推薦のオーディションの良い所です。このオーディションの場合にもはじめは書類での審査の場合が多く、そこには文章の他に推薦する受験者の写真を貼るように求められることがあります。

単に人物が楽しそうに写っているだけの写真よりも、推薦者との関係性がはっきりとわかり、人物像がはっきりと表れているような写真がおすすめです。自分たちで撮影をしたもののほかに、スタジオなどに協力を要請することもあるでしょう。

応募の理由は、可愛いから、かっこいいからということでも構いませんが、推薦をする理由はその人の人間性のあり方などを細かく理解して説明をできる必要があります。

書類の審査の時点では、審査員の方が会いたいと感じるような文章校正や、写真であることも重要です。その人の最大の魅力を引き出すことができるように工夫が必要です。